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画像:琴毘沙神社大ケヤキ

画像:琴毘沙神社大ケヤキ(幹と並ぶ)
名称 琴毘沙神社大ケヤキ
   (ことびしゃじんじゃおおけやき)
名称の典拠 「にいがた巨樹・名木100選」(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 7.2m(注2)
推定樹齢 800年(注3)
所在地の地名 新潟県上越市牧区高尾(注4)
 〃 3次メッシュコード 5538−43−74
 
〃 緯度・経度 北緯37度04分04.3秒
           東経138度25分24.8秒
牧村指定天然記念物(1990年3月27日指定)(注4)
撮影年月日 2002年5月6日(左画像)
        2010年11月19日

注1)1999年に新潟県緑化推進委員会が刊行。現地の標柱によれば、記念物指定名称は単に「大ケヤキ」のようだが、同書の命名に賛同して採用した
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)「にいがた巨樹・名木100選」による
注4)2005年1月1日、広域市町村合併により上越市に編入。旧行政区は東頸城郡牧村





 高尾は旧牧村の中心地柳島から東南東に4kmほど離れた高台である。今でこそ自動車道が整備され、東西南北どちらの集落へも簡単に行けるようになったが、昔は山道を歩いた。
 北の切光(せっこう)、東の朴ノ木、南の棚広(たなひろ)、西の岩神、それぞれ4つの集落からの道が、琴毘沙神社の所で集まっている。まるで、この木を中心に交通路が広がっているような錯覚を覚える。
 高尾老人クラブが設置した案内板によれば、高尾の人々は、この木を「老(おい)の木」と呼んできたらしい。由来は記されてなかったが、いかにも年老いた風格のある幹肌のせいだろうか。
 また、この木は一度切られそうになったことがあった。しかし、木樵が大鋸を当てたところ、木から赤い血がにじみ出した。人々は神の祟りと恐れ、切るのを止めたそうだ。
 
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