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手前が女杉、奥が男杉
向かって右が女杉 |
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名称 児持杉 (こもちすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 40m/40m(注2)
目通り幹囲 6.6m/8.6m(注2)
推定樹齢 800年(注3)
所在地の地名 埼玉県比企郡ときがわ町西平字宮平(注4)
〃 3次メッシュコード 5339−71−99
〃 緯度・経度 北緯35度59分49秒
東経139度14分18秒
都幾川村指定天然記念物(注4)(注5)
撮影年月日 2005年1月8日(左写真)
2011年4月24日
注1)都幾川村教育委員会が設置。ただし、天然記念物指定時の正式名は「児持スギ」とカタカナ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(U)」による。いずれも前者が男杉で、後者が女杉
注3)現地の案内板による
注4)2006年2月1日、ときがわ町誕生。旧行政区は比企郡都幾川村
注5)埼玉県が作成した文化財目録には「萩日吉神社社叢」として県指定天然記念物である旨が掲載されており、それには、はっきりと『「児持杉」と呼ばれるスギの大木を含む』と記されている。一方、現地の案内板では「村指定天然記念物」と記されている。どうなっているのだろうか?
萩日吉神社(はぎひよしじんじゃ)参道入口、最初の石鳥居の斜め後方に2本の大杉が並び立っている。
太い方は、途中から24本に分かれている。その姿が、子沢山→子孫繁栄の類推を誘ったのだろうか。こちらが女杉。女性上位の夫婦である。一対で御神木とされているらしく、注連縄も独立にではなく、2本まとめて掛けられている。
それぞれ単独でも立派な巨木だが、2本並ぶとやはり壮観である。
仲を取り持つように小さな祠がある。2樹を祈念すると子が授かるそうだから、子授けの神様が鎮座なさっているのだろう。
ところで子持杉の名だが、女杉の別称なのだろうか、それとも2本まとめての名だろうか。資料によってはどちらの意味にもとれ、ついに判別できなかった。 |
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