ページタイトル:不動尊の乳銀杏 当サイトのシンボル

画像:不動尊の乳銀杏 名称 不動尊の乳銀杏 (ふどうそんのちちいちょう)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 イチョウ
樹高 19m(注2)
目通り幹囲 4.9m(注3)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 宮城県大崎市古川小泉字下沢目
 〃 3次メッシュコード 5740−77−05
 〃 緯度・経度 北緯38度35分25.8秒
           東経140度56分44.4秒
大崎市指定天然記念物(1984年3月29日指定)
撮影年月日 2024年6月12日

注1)合併前の古川市教育委員会が1992年9月5日に(?)設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)柵の外から実測。実測値は494cm。5.0mに少しだけ足りなかった





 東北自動車道古川インターチェンジの東方約1km。県道59号(古川一迫線)から南西に20mほど離れて立つイチョウ。県道からよく見える。(脇見運転注意)
 「乳銀杏」の名は、いわゆる乳柱があるからだが、ここのはちょっと変わっていて、なんと乳柱からたくさん葉が出ている。寡聞にして、このイチョウに会うまでこのような乳柱(気根)があることを知らなかった。
 樹皮の厚さも特筆に値するように思われる。
 巨大イチョウが多い東北地方にあって、サイズ的にはまだ威張れないが、個性の強さではこちらの方が上かも知れない。
 「広報おおさき」2012年11月号にこのイチョウが紹介されていた。
 それによると、『昔、母乳が出ない母親が竹筒に甘酒を入れ、乳が出るようにとイチョウの乳柱に供え祈願したと伝えられ』ているらしい。粉ミルクの無い時代には、母乳の多寡が、何よりも大切なわが子の生死や健康に直接関わったからである。
 なお、このイチョウが立つ不動尊は、「小泉不動尊」と呼ばれることが多いようだ。(「小泉」は地名)
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