|
|
|
名称 清武の大クス (きよたけのおおくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 35m(注2)
目通り幹囲 13.2m(注2)
推定樹齢 900年(注3)
所在地の地名 宮崎県宮崎市清武町船引(注4)
〃 3次メッシュコード 4731−63−30
〃 緯度・経度 北緯31度52分03.5秒
東経131度22分46.0秒
国指定天然記念物(1951年6月9日指定)
撮影年月日 2012年8月3日
注1)宮崎市教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注3)上記案内板による
注4)2010年3月23日、宮崎市に合併。旧行政区は宮崎郡清武町
JR日豊本線清武駅の北西約1.6km。山裾に船引神社が鎮座している。
案内板によると、寛治元年(1087)の創建という。今から900年と少し前である。上記の推定樹齢は、創建とほぼ同時にクスノキが植えられたと考えられたものだろう。
祭神は仲哀天皇・神功皇后とその子応神天皇。八幡神社の祭神である。そのため、このクスノキは「八幡楠」とも呼ばれるとのこと。
ご覧のように、幹には大きな口が開いている。この内部には7〜8畳敷きの広さの空洞があるらしい。
講談社「日本の天然記念物」は、戦時中、この空洞を防空壕代わりに利用したという話を紹介している。機銃掃射や爆弾投下に、果たして実効性があったものかどうか。幸い、攻撃を受けることはなかったようで、実効性の有無を検証せずに済んだ。
少し前までは、自由に触れることも出来たようだ。木登りも自由に出来た。その頃の写真と比べると、クスノキには、ずいぶん着生植物が増えた。
風格が増したと見るか、美観を損ねたと見るかは、意見が分かれるところだろうが、あまり多すぎると、当のクスノキの健康を損ねることにならないのだろうか。 |
|