ページタイトル:川井のケヤキ 当サイトのシンボルマーク

画像:川井のケヤキ(幹と並ぶ) 名称 川井のケヤキ (かわいのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 30m(注1)
目通り幹囲 5.8m(注1)
推定樹齢 500年(注1)
所在地の地名 秋田県北秋田市川井字家ノ上(注2)
 〃 3次メッシュコード 6040−12−95
 〃 緯度・経度 北緯40度09分59.7秒
           東経140度19分13.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年5月13日

注1)秋田県緑化推進委員会刊「秋田の巨樹・古木」による
注2)2005年3月22日、北秋田郡内4町が合併して北秋田市誕生。旧行政区は北秋田郡合川町





 合川小学校・中学校から見て北東方向、阿仁川(あにがわ)の対岸高台に家ノ上という字(あざ)がある。そこは河岸段丘の上面で、下面は屋布岱(やしきたい)、その間の段丘斜面の字名は家ノ後(いえのうしろ)である。昔、段丘下面に何か有名な「家」があったのだろうか?
 左図のケヤキは、家ノ上集落の北端付近の旧家のお屋敷内。
 奥様から許可をいただいて、樹下に立った。(品の良いとても素敵な感じの奥様だった)
 地上3〜4mで複数幹に分かれ、雄大な樹冠を戴いている。損傷もほとんど見られず、樹勢盛んといったところ。幹囲もデータより大きそうだ。
 稲作が機械化される前の時代、広い面積の田を短期間に植えなければならないものだから、田植えは一族はじめ、多くの人手を借りて行われた。作業後は、今日で言う「打ち上げ会」である。昔はそれを「さなぶり」と称したらしい。(「秋田の巨樹・古木」が「さなぶりまい」と紹介しているところを見ると、「さなえ(早苗)ぶるまい(振舞い)」が転じたのであろうか(当否不明))
 奥様のお話では、その当時はこのケヤキの下で宴が開かれたそうである。
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