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名称 競いのもみ (きそいのもみ)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 モミ
樹高 40m/40m(注2)
目通り幹囲 5.2m/5.0m(注2)
推定樹齢 232年(注3)
所在地の地名 秋田県湯沢市山田字堂ヶ沢
〃 3次メッシュコード 5840−53−66
〃 緯度・経度 北緯39度08分19秒
東経140度27分23秒(注4)
湯沢市指定天然記念物(1984年8月9日指定)
撮影年月日 2007年8月10日
注1)1991年6月20日に湯沢ロータリークラブが設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)安永5年(1776)に植えられたことから、訪問時までの樹齢を計算した
注4)位置の精度についてはあまり自信なし
湯沢市街地の南西3kmほどの山裾に曹洞宗大乗山最禅寺があり、その山門の先に一対の「競いのもみ」が立っている。
その近くに石造の案内板があり、名前の由来について記されていた。
安永5年(1776)のこと。当時晋住した18世耕田祖苗大和尚が、2人の弟子祖心、祖光の出世を願って、モミを1本ずつ植えさせたもの。2人は競って晴耕雨読に励み、いずれも立派な高僧となったという。
2本のモミも大きさを競い合っている。見た目には、高さも太さも、殆ど拮抗している。
「競いのもみ」から見上げる斜面に恵比寿神社があり、その石段最上部にも一対のモミ巨木が立っている。これも、「競いのもみ」よりは若いが、一対は同樹齢と思われる。
いわば「新・競いのもみ」とも言うべきモミにも、何か願いが込められていたのだろうか。 |
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