ページタイトル:鬼子母神えんじゅ

画像:鬼子母神えんじゅ_1

画像:鬼子母神えんじゅ(花)

画像:鬼子母神えんじゅ_2
  名称 鬼子母神えんじゅ (きしもじんえんじゅ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エンジュ
樹高 7m(注2)
目通り幹囲 4.5m(注2)
推定樹齢 500年(注3)
所在地の地名 岡山県岡山市南区浜野1丁目
 〃 3次メッシュコード 5133−77−55
 〃 緯度・経度 北緯34度38分00秒
           東経133度56分20秒
岡山市指定天然記念物(1965年7月指定)
撮影年月日 2010年8月23日

注1)1995年3月に岡山市教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)上記案内板による





 旭川右岸、国道2号岡山バイパス旭川大橋西詰から、上流側に1kmほどのところに、法華宗本門流立石山松寿寺がある。
 平凡社「岡山県の地名」によれば、康永2年(1343)に戦死した多田頼貞の菩提を弔うため、その邸宅跡に、嫡子能勢太郎頼仲が廟堂と寺を創建したのが始まりという。その当時は、この辺りに旭川の河口があり、瀬戸内海航路の要地であったらしい。
 本堂前に、エンジュの老木が立っている。
 延享元年(1744)、当時の住職日正の夢に鬼子母神が現れた。夢告どおり、エンジュの空洞内を探したところ、鬼子母神像があった。それを安置したのが現在の鬼子母神堂だという。「鬼子母神えんじゅ」と呼ばれる所以である。
 訪ねたとき、エンジュの老木は、たくさんの花で迎えてくれた。(下図、根元の黄色い粉のようなものは落花)
 環境省巨樹データベースでは、2010年8月現在、全国ベスト5に入るエンジュ巨木である。
 
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