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画像:切畑の乳銀杏

画像:切畑の乳銀杏(幹と並ぶ)
名称 切畑の乳銀杏 (きりはたのちちいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 40m(注2)
目通り幹囲 12.0m(注2)
推定樹齢 伝承1200年(注2)
所在地の地名 新潟県五泉市切畑
 
〃 3次メッシュコード 5639−41−69
 
〃 緯度・経度 北緯37度43分26.9秒
           東経139度14分18.1秒
新潟県指定天然記念物(1958年3月5日指定)
撮影年月日 2002年4月27日(左写真)
        2006年10月22日


注1)新潟県教委と五泉市教委が連名で設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による





 観音堂境内に立つ。
 ギンナンの実らない雄木であるが、たくさん垂下する気根を乳房に見立て、「乳銀杏」の名がつけられた。余談だが、気根は雌木よりも雄木の方がよく発達するように思う。
 眺めていたら、農作業帰りらしいご婦人がやってきて、ひとしきり熱心に観音様にお参りしたのち、ちょっと自慢そうに話しかけてきた。
 自分はずっと前から見てきたが、昔はもっと枝がたくさんあって大きかった。周りで盆踊りをしたこともあるという。
 巨木を中心にしての盆踊り! 日本はなんと素晴らしい国だったのだろう。このところの日本は、日一日と心が貧しくなってゆくようで悲しい。
 樹齢は1200年と伝えられているが、イチョウが日本に伝わったのは鎌倉〜室町という説が最も有力なようである。観音堂の旧本尊はこの枝を切って行基が刻んだという話もあるようだ(ならば約1500年?)。樹齢もこれと同類の推定値であろう。
 
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