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名称 木下家の大楠 (きのしたけのおおくす) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 クスノキ 樹高 19m(注2) 目通り幹囲 5.7m(注2) 推定樹齢 250年(注3) 所在地の地名 長崎県島原市有明町大三東乙(おおみさきおつ)(小原下(おばるしも))(注4) 〃 3次メッシュコード 4930−12−97 〃 緯度・経度 北緯32度50分10.1秒 東経130度20分36.0秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2015年3月24日 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による 注3)安永2年(1773)に植えたことを記す木下家文書が残っている 注4)2006年1月1日、島原市に合併。旧行政区は南高来郡有明町 県天然記念物の大クスがある松崎から小原川の谷を一つ隔てた北側の台地上に小原下(おばるしも)集落がある。 上流側の小原上(おばるかみ)と合わせ、昔、この辺りを小原名(こばらみょう)と呼んだのだろうか。その小原名の乙名(おとな=村のまとめ役)が木下家であった。 昭和48年(1973)頃、木下家の当主は長崎に居を移した。詳しいことは知らないが、その後、土地の所有権を放棄して、住民の利用に任せたように思われる。(クスノキ近くに設置された「謝恩の碑」に、「ここの広場は、小原の人たちの幸せを常に希(ね)がっておられた永二先生からの愛の贈りものです」とある) 現在、そこは「木下公園」という名の小公園である。 クスノキは、広場の端。広場を見おろすように立っている。安永2年(1773)、屋敷内に祀られていた金比羅神社を建て替える際、当主夫人が子孫繁栄を願って植えたことが記録に残っているそうだ。(案内板より) 植樹年の確かな、貴重なクスノキである。 天然記念物ではないようだが、広場には、クスノキの説明をはじめ、島原市教育委員会が設置した案内板がいくつかある。 この土地は市に寄贈されたものと思われる。 |
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