ページタイトル:華足寺のサワラ 当サイトのシンボル

画像:華足寺のサワラ 名称 華足寺のサワラ (けそくじのさわら)
名称の典拠 なし
樹種 サワラ
樹高 18m(注1)
目通り幹囲 4.8m(注2)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 宮城県登米市東和町米川字小山下
 〃 3次メッシュコード 5841−02−97
 〃 緯度・経度 北緯38度44分54.3秒
           東経141度20分22.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2024年6月11日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)全くの目分量





 国道346号沿いの道の駅「林林館」の東北東約2km。高塒山(たかどやさん、313m)の北西にあって、高塒山と向き合うように立つ標高93mの小山(山名を知らない)の山頂近くに、奥州33観音第15番札所、真言宗智山派竹峰山大悲院華足寺がある。
 坂上田村麻呂が蝦夷討伐に赴いた際、敵・味方の犠牲者鎮魂のために建立した奥州七観音の一つと伝える古刹だ。本尊は馬頭観音。
 境内にサワラの巨木が2本あって、「鱒縁観音堂自然環境保全地域案内図」ではイトヒバとされている。樹木の素人である私の印象では、典型的なサワラと典型的なイトヒバ(ヒヨクヒバ)の中間の姿のように思われた。
 客殿の背後に100坪を少し超えるくらいの池があって、2本ともその畔(ほとり)に立っている。両者の距離は30mほど。
 左図はそのうちの大きい方である。
 環境省データでは幹囲400cmとされているが、目分量で4.5mを超えているのは間違いないと思う。むしろ5mとした方が近いのではないかと思ったので、4.8mとしてみた。(370cmとされた方も、今は4mくらいありそうだ)
 ほかにカヤ巨木も2本あって、庫裏に近い方は環境省データで470cmとされている。(雌木で実がなる。昔はよく食べたものだと奥様がおっしゃっておられた)
 さらにイチョウ巨木もあるが、これはまだ3m台。ただし背が高く、よく目立つ。
 「豊かな自然に囲まれた寺」といった感じ。
 案内板に、この小山全部が境内で、面積は24ヘクタールだとあった。(東京ドーム約5個分)
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