ページタイトル:華光坊のムクノキ 当サイトのシンボルマーク

画像:華光坊のムクノキ(幹と並ぶ) 名称 華光坊のムクノキ (けこぼうのむくのき)
名称の典拠 「巨木探訪
樹種 ムクノキ
樹高 18m(注1)
目通り幹囲 5.0m(注1)
推定樹齢 300年(注1)
所在地の地名 岡山県岡山市北区御津伊田(みついた)(注2)
 〃 3次メッシュコード 5233−17−56
 〃 緯度・経度 北緯34度47分58.8秒
           東経133度57分21.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2022年3月28日

注1)「巨木探訪」による
注2)2005年3月22日、岡山市に合併。旧行政区は御津郡御津町





 華光坊(けこ(う)ぼう)は、坊舎の名前ではなく僧の名。
 上記「巨木探訪」によれば、華光坊は『昔この地で伝染病が流行った時、ここを通りかかり御祈祷をしてくれたお坊さまで、この地で亡くなったのでここに祀られた、と言い伝えられている』そうである。
 根元に並ぶ自然石の碑や笠塔婆に髭題目が刻まれているところを見れば、華光坊は日蓮宗系統の僧だったのだろう。
 左図がその石塔群の傍らに立つムクノキ。
 十分な巨木になってから、何らかの大きな外力によって上半身を失ったようだ。(「巨木探訪」は落雷にあったのでないか、と想像している)
 その後に伸びたと思われる小枝が、今はもうずいぶんな大きさに成長している。現時点では樹勢に心配は無さそうだ。(むしろ、樹冠が大きくなりすぎることで、下の皮一枚部分で折れてしまわないか心配だが)
 いつものことながら、植物の「生きよう」とする力のしぶとさには感嘆せざるを得ない。
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