ページタイトル:慶祥寺のケヤキ 当サイトのシンボル

画像:慶祥寺のケヤキ(幹と並ぶ) 名称 慶祥寺のケヤキ (けいしょうじのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 33m(注1)
目通り幹囲 6.9m(注1)
推定樹齢 550年(注1)
所在地の地名 秋田県由利本荘市前郷(注2)
 〃 3次メッシュコード 5840−70−78
 〃 緯度・経度 北緯39度18分52.3秒
           東経140度06分17.3秒
由利本荘市指定天然記念物(2016年1月28日指定)
撮影年月日 2013年8月21日

注1)秋田県緑化推進委員会「秋田の巨樹・古木」(2008年7月刊行)による
注2)2005年3月22日、1市7町が合併して由利本荘市誕生。旧行政区は由利郡由利町





 由利高原鉄道前郷(まえごう)駅の西700mほどのところに、曹洞宗徳運山慶祥寺がある。
 ケヤキのそばの標柱側面に記された説明によると、開基は、この地方を治めていた由利仲八郎政春の姉にあたる瑞雲慶祥比丘尼(ずいうんけいしょうびくに)。正和年間(1312〜17)、米山栗山の地に結ばれた慶祥庵という名の庵が始まりという。
 ところが、慶祥尼はそれ以前の延慶3年(1310)5月15日に既に死亡している。実質的には、弟の由利政春が姉の菩提を弔うため、姉を名目上の開基として創始したものだろう。
 現在地へは慶長13年(1608)に移ってきたらしい。
 慶祥寺の入口の脇に大ケヤキが立っている。根を大きく張った、なかなか立派なケヤキである。
 境内には、このほかにも幹囲3m超のケヤキ巨樹が数本あるが、さすがにこの大ケヤキには一歩も二歩も譲るようだ。

※訪問後の2016年1月28日、由利本荘市から文化財(天然記念物)指定を受けた。天然記念物としての名称も標記に同じ。(2016.12.17追記)
 
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