ページタイトル:桂城公園のシロヤナギ サイトのシンボル

画像:桂城公園のシロヤナギ



画像:桂城公園のシロヤナギ(幹と並ぶ)
名称 桂城公園のシロヤナギ
    (けいじょうこうえんのしろやなぎ)
名称の典拠 なし
樹種 シロヤナギ(※)
樹高 22m(注1)
目通り幹囲 5.3m(注1)
推定樹齢 200年(注1)
所在地の地名 秋田県大館市中城
 
〃 3次メッシュコード 6040−34−25
 
〃 緯度・経度 北緯40度16分20秒
           東経140度33分51秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2007年8月7日

注1)2006年8月、木のそばに「国際ソロプチミスト大館」寄贈になる「エゾヤナギ」と題した案内板が設置された。その案内板による





 大館市役所のすぐ北に、桂城公園と呼ばれる市民公園がある。訪問時は小雨がちな夕方だったため、人影は疎らだった。
 ここは大館城の本丸跡である。大館は佐竹氏の領地で、江戸初期の一国一城令にもかかわらず、大館にも城を持つことが許された。以来、江戸時代を通じて佐竹西家の本拠となった。
 市民公園となった今、堀や土塁に辛うじてその当時を連想するのみだが、芝生に立つ1本の大きなヤナギが目についた。大館城の生き証人かと近づいてみたが、違った。
 案内板の説明によれば、明治35年(1902)、城跡に大館高等小学校が作られた。このヤナギは、当時の校長神谷勇三氏が砂塵の害を防ぐためにどこからか移植したものらしい。生徒たちから「大柳」と呼ばれて親しまれていたというから、移植当初から既に相当な大木だったのだろう。
 その学校もなくなってしまった。学校を巣立った方々も高齢になり、「大館高等小学校の大柳」時代を知る人も少なくなってしまったことだろう。
 しかし、現在の環境からすれば、大館市民で知らぬ者のない大柳だと思われる。(何故か環境庁調査からは洩れてしまった)

※ 訪問時の案内板に「エゾヤナギ」と記してあったことから、これまでそのように紹介してきたが、先日、東北巨木調査研究会秋田支部長の五十嵐さんとお会いする機会があり、その席で、正しくはシロヤナギである旨ご教示いただいた。これまで樹種を誤って掲載していたことをお詫びするとともに、正しい樹種に訂正する。(2019/05/25訂正)
 
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