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画像:河内二柱神社の大杉(遠景)

画像:河内二柱神社の大杉(幹と並ぶ)
名称 河内二柱神社の大杉
   (かわうちふたはしらじんじゃのおおすぎ)
名称の典拠 なし (私が勝手に命名)
樹種 スギ
樹高 32m(注1)
目通り幹囲 6.9m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 新潟県村上市高根(注2)
 
〃 3次メッシュコード 5739−34−99
 
〃 緯度・経度 北緯38度20分0.57秒
           東経139度36分39.4秒
天然記念物指定等 なし
撮影年月日 2003年3月15日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)2008年4月1日、村上市に合併。旧行政区は岩船郡朝日村





 高根集落の北、少し離れて河内二柱神社がある。昭和51年(1976)10月に氏子一同が設置した銘板によれば、祭神は雲上太良宮と雲上次良宮の2柱。
 大杉は社殿のすぐ左(向かって右)に立っている。さして広くない境内には、他にも目通り3m以上のスギが6本ある。
 平凡社「新潟県の地名」によると、神社はもともと相之俣元屋敷(高根川の上流、新四郎沢左岸)にあり、寛政10年(1798)に現在地に移転したらしい。とすれば、大杉が先住していた土地に神社が越してきたのであろう。
 一方で、江見家に残る「江見啓斎日誌」には、文化3年(1806)に中原野(なかはらの)開発請人の松井八右衛門が、相之俣元屋敷にあった大杉を伐採し、高根村に金40両を差し出した旨の記述がある。(これも「新潟県の地名」からの孫引き)
 伐採された大杉は、旧地にあったときの河内二柱神社の境内林ではなかったか、とも思われる。
 
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