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画像:地蔵桜_1

画像:地蔵桜_2
名称 地蔵桜 (じぞうざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 3.8m(注3)
推定樹齢 370年(注4)
所在地の地名 宮城県柴田郡川崎町前川
 
〃 3次メッシュコード 5740−25−10
 
〃 緯度・経度 北緯38度10分41.6秒
           東経140度38分05.4秒
川崎町指定天然記念物(1974年12月16日指定)
撮影年月日 2006年9月16日

注1)2002年3月に川崎町教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)同上。そのなかで本樹を2本の株立ちとし、幹囲の合計を7.1mとしているが、根元に至っても、2幹はつながっていない。従って調査要項上からも、データは誤りと言わざるを得ない。ここでは太い方の値のみを取り上げた
注4)上記案内板による





 川崎町役場の西600m、県道沿いに、地蔵桜が立っている。屋根を突き抜けるその姿は、県道を通行する者の目を引かずにはおかない。バス停の名は「桜地蔵」。
 案内板によれば、桜の方が先輩で、享保15年(1730)桜の下に延命地蔵尊を安置したのが始まりという。(推定樹齢はそれによる?)
 川崎町内では最も長命な桜であり、開花期を目安に農作業の段取りをしたことから、「種まき桜」とも呼ばれている。(これも各地によくある話だ)
 地蔵堂の内部に入ると、地蔵菩薩の石像の背後、ちょうど本尊を祀る位置に、桜の黒々とした幹が見える。地蔵像に覆屋をつけるにあたり、屋根を設置しやすい位置に動かすことをせず、サクラもろとも屋根をかけたようだ。
 単に名だけでなく、ここでは、桜と地蔵さんは、まさしく一体なのである。 
 
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