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名称 川原町のイチョウ (かわらまちのいちょう) 名称の典拠 現地の標柱(注1) 樹種 イチョウ 樹高 28m(注2) 目通り幹囲 11.9m(注2) 推定樹齢 不明 所在地の地名 青森県西津軽郡深浦町深浦 〃 3次メッシュコード 6039−77−64 〃 緯度・経度 北緯40度38分23.8秒 東経139度55分26.2秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2013年8月22日 注2)環境省巨樹データベース(2010年調査)による 深浦港の名も、港に臨む浜町の名も、賑わう天然の良港を想像させる。 飛鳥時代の東征将軍阿倍比羅夫(あべのひらふ)が饗宴を催したという有馬の浜が、深浦港の吾妻の浜ではないかと言われているそうで、かなり昔から知られる港だったようだ。北前船の風待ち港としても賑わったらしく、今日に於いてもなお、日本海北部を航行する船舶の避難港として重要とのこと。(国土交通省東北地方整備局青森港湾事務所のウェブサイトより) 竜灯杉の円覚寺前から少し入った所に「風待ち舘」という施設があり、その横に北前船の船尾部分の巨大なレプリカが展示されている。当地の人々にとっては、港と北前船がしっかり結びついているのだろう。 このイチョウは、「風待ち舘」の背後を走るJR五能線を挟んで反対側。川沿いに200mほど進み、鉄道を過ぎてから右折、川の左岸側の道を進むとすぐに山裾に見える。ただし、近くには駐車スペースがないので、風待ち舘近くの駐車場から歩くのがよいと思う。 この木がネット上で紹介されたのは、最近のことだ。こんなに大きくて立派なイチョウが今までごく一部にしか知られていなかったことに驚く。(株立ちだから、と軽んじられていたのだろうか) 全国には、まだまだ隠れた名木がありそうな気がする。 |
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