ページタイトル(円覚寺の竜灯杉) サイトのシンボル

 
画像:円覚寺の竜灯杉 名称 円覚寺の竜灯杉 (えんがくじのりゅうとうすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 7.4m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 青森県西津軽郡深浦町深浦字浜町
 
〃 3次メッシュコード 6039−77−64
 
〃 緯度・経度 北緯40度38分31.8秒
           東経139度55分23.2秒
深浦町指定天然記念物(1993年12月24日指定)
撮影年月日 2005年8月3日

注1)深浦町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 春光山円覚寺は、大同2年(807)、坂上田村麻呂が蝦夷征討の拠点をこの地に置き、陣中で使った懸仏と十一面観音を安置したのが始まりと伝える古刹。もとは当山派修験の寺で、明治5年(1872)の修験廃止で、真言宗醍醐派となった。
 山門のすぐ後方に立つ大杉には、次のような伝承がある。
 江戸時代のこと。深浦沖は北前船の航路にあたるが、ある夜、一艘の船がこの沖で暴風雨に遭い、もうダメかと思われた。船乗りは髷を切り、一心に神仏に願った。すると、この大杉の梢から一条の光が放たれ、船は光に導かれて港に辿り着くことができた。九死に一生を得た船乗りたちは、その髷を寺に納め、無事を感謝したという。
 以来、竜灯杉の名がついたものであろう。船乗りたちが納めた「髷額」は、今も寺に現存する。
画像:円覚寺山門と竜灯杉
 
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