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名称 河原のイチョウ (かわらのいちょう)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 イチョウ
樹高 23m(注2)
目通り幹囲 9.7m(注3)
推定樹齢 600年(注3)
所在地の地名 岡山県勝田郡勝央町河原
〃 3次メッシュコード 5234−51−03
〃 緯度・経度 北緯35度05分32.2秒
東経134度09分33.9秒
勝央町指定天然記念物(1972年6月15日指定)
撮影年月日 2010年8月21日
注1)1992年3月31日に、勝央町教育委員会と勝央町文化財保護委員会が連名で設置した石造標柱
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)「平成四年 梢に春風吹く頃」に勝央町河原地区が設置した案内板による。上記「日本の巨樹・巨木林」では、5本の株立ちで幹囲は18.1mとしている。旧環境庁データは、調査要項に忠実に、5本の幹囲を合算した値と思われる
県道353号(石生奈義線)を北上。奈義町との町境から400mほど手前、滝川に架かる橋の上から西を見ると、このイチョウの樹冠が見える。
水田の西、水田より一段高い平面に立っている。
株立ちのイチョウだ。写真の裏側から見ると、中央部分がすっぽり抜けている。
案内板には「二枝が合着したもの、或いは最初の幹が失われて、その株から新枝が再生して今日の姿に成長した」と記されている。私は後者でないかと想像する。
元禄2年(1689)の「川原村名物」の記事にも載っているという。今から300年前もこの姿だったとは思えない。それが、失われたかつての主幹だったのであろう。
昔は天神さんの境内木だったようだが、今は水田を見守る独立木のイチョウ。
仕事の合間にひと休みする人に、心地よい木陰を提供している。 |
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