ページタイトル:川並北野神社のスギ サイトのシンボル

画像:川並北野神社のスギ


画像:川並付近の余呉湖の風景
 川並付近から見た余呉湖の風景
名称 川並北野神社のスギ
    (かわなみきたのじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 40m(注1)
目通り幹囲 5.2m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 滋賀県長浜市余呉町川並字仏谷(注2)
 
〃 3次メッシュコード 5336−21−35
 
〃 緯度・経度 北緯35度31分45.1秒
           東経136度11分06.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2007年8月20日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注2)2010年1月1日、長浜市に合併。旧行政区は伊香郡余呉町





 余呉湖は、賤ヶ岳(421m)を間にして、琵琶湖の北にある小さな湖である。一番深い所でも水深13m。(かつては「よごのうみ」と呼ばれたが、今は「よごこ」と読むのが普通)
 その余呉湖の北西岸に川並集落があり、集落内の最も高い場所に北野神社が鎮座している。
 川並には、漁師桐畑(畠)太夫と天女の伝説がある。
 策謀によって羽衣を隠された天女は、桐畑太夫の妻となり、1男をもうけた。その後、隠し場所を見つけた天女は、羽衣を取り返して天上に帰ってしまう。残された幼児が母恋しさに泣く声が、なんと法華経のように聞こえた。それに感じた菅山寺の僧が幼児を引き取って養育した。菅原是清が菅山寺に参詣の砌り、その子を養子として引き取った。その子が成人して菅原道真となった。これが伝説の概要である。(「天女の衣掛柳」の案内板より)
 そういえば、この近くには北野神社が複数ある。大杉の北野神社が他と間違われないよう、標題では地名を冠して呼ぶことにした。
 伝承を信ずれば、ここは菅原道真の生まれ故郷だということになる。でも、肝心の北野神社に、それに関する説明は何もなかった。
 大杉も何喰わぬ顔をして、黙って立っている。

※いつも貴重な情報を寄せて下さる浜松市在住のIさんから、このスギが伐採されたとの情報をいただいた。宮司さんに尋ねたところ、昨年(2018)の台風21号で、屋根の高さで折れてしまったと教えて下さったという。添えられた切株の写真では、幹の空洞は僅かで、まだまだ丈夫そうに見えたのだが…。よほどの強風が吹いたのだろう。(2019/07/31追記)
 
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