ページタイトル:片塚谷の宮の大スギ 当サイトのシンボルマーク

画像:片塚谷の宮の大スギ(幹と並ぶ) 名称 片塚谷の宮の大スギ
    (かたづかたにのみやのおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 33m(注2)
目通り幹囲 5.9m(注2)
推定樹齢 500年(注2)
所在地の地名 岡山県井原市芳井町片塚(注3)
 〃 3次メッシュコード 5133−73−85
 〃 緯度・経度 北緯34度39分38.5秒
           東経133度26分38.9秒
井原市指定天然記念物(2005年3月16日指定)
撮影年月日 2022年3月29日

注1)井原市教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)上記案内板による
注3)2005年3月1日、井原市に合併。旧行政区は後月(しつき)郡芳井町





 芳井町吉井と芳井町種を結ぶ県道が297号(高山芳井線)である。
 もちろん吉井と種の間には多くの集落があるのだが、ほぼ全ての集落は高台にあり、谷底を走る県道沿いには家が無い。ちょっと奇妙な感じ。
 家が無い代わりに(?)、突然現れたのが片塚山神社。拝殿に掲げられた「片塚山神社沿革」によれば、当地の住人が応保2年(1162)に伊予国(現在の愛媛県)大三島の大山祇神社から分霊を勧請したのが始まりという。かなり昔からここに鎮座するわけだ。
 神社名は山神社だが、谷底にあるため、地元では「谷の宮」と呼ばれている。バス停の名前も「谷の宮」、天然記念物指定名称も「谷の宮」である。
 石鳥居の横、向かって右に天然記念物の大杉が立つ。
 いわゆるウラスギの仲間で、くねくねと妖しげに広がった支幹が、突如、直線的に天を目指し始める。いつもながらの不思議な光景だ。
 幹には注連縄。神木とされているようだ。
 こんな姿を見せつけられては、畏怖せずにいられないということかも知れない。
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