ページタイトル:潟保八幡神社のケヤキ 当サイトのシンボル

画像:潟保八幡神社のケヤキ(幹と並ぶ)


画像:潟保八幡神社のケヤキ(枝に掛けられた草鞋)
名称 潟保八幡神社のケヤキ
    (かたほはちまんじんじゃのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 17m(注1)
目通り幹囲 5.6m(注1)
推定樹齢 770年(注1)
所在地の地名 秋田県由利本荘市西目町西目字潟保(注2)
 〃 3次メッシュコード 5840−70−81
 〃 緯度・経度 北緯39度19分15秒
           東経140度01分07秒
由利本荘市指定天然記念物(2016年1月28日指定)
撮影年月日 2013年8月21日

注1)秋田県緑化推進委員会「秋田の巨樹・古木」(2008年7月刊行)による
注2)2005年3月22日、1市7町が合併して由利本荘市誕生。旧行政区は由利郡西目町





 仁賀保本荘道路(日本海沿岸東北自動車道)孔雀トンネルの北側山麓に連なるのが潟保集落の家々である。八幡神社はその家々より一段高い山裾に鎮座する。
 境内に掲示された覚書によると、宝亀元年(770)に宇佐八幡から分霊を勧請。延暦2年(783)には井戸ヶ峰に社殿建立とある。井戸ヶ峰がどこなのか知らないが、いずれにしろ、この近くの山の上だったのだろう。現在地への遷座は応仁年間(1467〜68)という。
 ケヤキはその頃に植えられたとも考えられるが、平成15年(2003)設置の案内板には伝承樹齢760年とある。伝承の内容は記されていなかったが、それなら、神社の遷座以前から立っていたことになる。(本当だろうか?)
 はじめ気がつかなかったが、梢に何かぶら下がっている。草鞋(わらじ)だ。それも1足や2足ではない。
 祭りの奉仕者が履いた草鞋をこのように枝に掛けるのが慣わしだそうである。酔狂心がなせる技か、かなり高い所にも掛かっている。
 ケヤキに戻ると、現本殿新築の際、境内平面を均すために土砂を入れて嵩上げしたらしい。そのため、ケヤキの根元が3mほど埋まったという。(根元の様子からも、土盛りされたことがわかる)
 本来の幹囲はもっと大きかったわけだ。

※訪問後の2016年1月28日、由利本荘市から文化財(天然記念物)指定を受けた。天然記念物としての名称も標記に同じ。(2016.12.17追記)
 
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