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名称 柏王の大カシワ (かしおのおおかしわ) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 カシワ 樹高 12m(注2) 目通り幹囲 4.5m(注2) 実際はもっと細い 推定樹齢 300年(注3) 所在地の地名 長野県千曲市戸倉字宮坂(注4) 〃 3次メッシュコード 5438−61−02 〃 緯度・経度 北緯36度30分27秒 東経138度08分53秒 千曲市指定天然記念物(1998年3月26日指定) 撮影年月日 2011年4月6日 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による 注3)上記案内板による 注4)2003年9月1日、1市2町が合併して千曲市誕生。旧行政区は埴科郡戸倉町 しなの鉄道千曲駅と戸倉駅のちょうど中間、線路の東側に柏王神社がある。そこから、鉄道の東に連なる家並みに沿って生活道路を北上すると、右手に「柏王の大カシワ→900m」と記した案内表示があった。 この先は徒歩。住宅の横の細い道を進むと、道はすぐに山道に変わる。ここにも案内表示。あとは道なりに進むだけ。大カシワまでは約15分。 まわりはクヌギなどの落葉樹とアカマツの混成林。いずれもみな樹齢は若そうだ。枯葉が厚く積もった山道は、一歩進める毎に、カサカサと乾いた音がする。 かつて、この道は、アンズの里として有名な森や倉科への近道だった。峠まではまだ距離があるが、このあたりで、今来た道を振り返り、ひと休みする旅人もいただろうか。大カシワの根元には、山の神を祀る小さな石祠がある。案内板によれば、このカシワは山の神の神木なのだという。 幹囲データは、県天然記念物「象山のカシワ」に匹敵する値だが、どうやら根回りデータと混同されてしまったようだ。残念ながら、大きさは象山のカシワに及ばない。 しかし、この樹姿には、大きさ以上の威厳が感じられる。樹勢も悪くなさそうだ。 わざわざ訪ねるだけの価値は十分にあるように思われた。 |
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