ページタイトル:樫ノ浦天満神社のアコウ ロゴ:人里の巨木たち

画像:樫ノ浦天満神社のアコウ(幹と並ぶ) 名称 樫ノ浦天満神社のアコウ
    (かしのうらてんまんじんじゃのあこう)
名称の典拠 なし
樹種 アコウ
樹高 19m(注1)
目通り幹囲 6.9m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長崎県五島市平蔵町(樫ノ浦)(注2)
 〃 3次メッシュコード 4928−06−97
 〃 緯度・経度 北緯32度44分59.7秒
           東経128度50分40.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2015年3月28日

注1)環境省巨樹データベース(1997年調査)による
注2)2004年3月1日、1市5町が合併して五島市誕生。旧行政区は福江市





 そもそも五島列島の海岸地形は溺れ谷が基本になっていると言って良さそうだが、福江島では、北東部と南西部で顕著な溺れ谷地形が見られる。
 細長くかつ入り組んだ湾は、波が静かで水深が深く、港を作る好適地である。樫ノ浦漁港もそんな港の一つだ。
 漁港の北東、道を挟んで反対側に天満神社が鎮座し、境内の中央付近に左図のアコウが立っている。
 なかなか立派なアコウだ。
 気根等が整理され、樹形はどことなくすっきりしている。
 県天然記念物の「五島樫の浦のアコウ」とは300mほどしか離れていないのだが、県文化財の大アコウが葉を落としていたのに対し、このアコウは葉をつけている。
 彼のアコウが北向きの山裾に立って北風を受けるのに比べ、こちらは南向きに立ち、背後の小山が北風に対して楯になってくれるからだろうか。
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