ページタイトル:五島樫の浦のアコウ ロゴ:人里の巨木たち

画像:五島樫の浦のアコウ(幹と並ぶ)

画像:五島樫の浦のアコウ

画像:五島樫の浦のアコウ_2
  名称 五島樫の浦のアコウ
    (ごとうかしのうらのあこう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 アコウ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 11.2m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長崎県五島市平蔵町(樫ノ浦)(注3)
 〃 3次メッシュコード 4928−06−97
 〃 緯度・経度 北緯32度44分50秒
           東経128度50分39秒
長崎県指定天然記念物(1952年5月13日指定)
撮影年月日 2015年3月28日

注1)設置者名・設置年月の確認を失念。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注3)2004年3月1日、1市5町が合併して五島市誕生。旧行政区は福江市





 樫ノ浦の集落は、福江島北東部にある。その先には、田ノ浦瀬戸を挟んで、福江島、中通島に次ぎ、列島第三の面積を持つ久賀島が横たわっている。
 樫ノ浦漁港の南に「あこうの木」という名前のバス停があった。もちろん、長崎県指定天然記念物の、このアコウの木のことである。
 ここで「アコウ」と言えば、この木のことなのだ。余計な説明は要らないということなのだろう。
 特別太い幹はないのだが、細い幹や枝、気根を縦横に伸ばし、ボリューム感のあるアコウである。野性味も満点。
 見る角度によって、アーチを作っているように見える部分がある(左上図)。前に立つと、人智の及ばぬ何か不思議な物がこの奥に潜んでいるのではないか。そんな思いにさせられる。
 アコウのおどろおどろしい姿がその印象をいっそう強くさせているようにも思われた。
 
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