ページタイトル:狩立大山祇神社のアコウ ロゴ:人里の巨木たち

画像:狩立大山祇神社のアコウ 名称 狩立大山祇神社のアコウ
    (かりたておおやまづみじんじゃのあこう)
名称の典拠 なし
樹種 アコウ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 7.0m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長崎県五島市富江町狩立(注2)
 〃 3次メッシュコード 4828−76−31
 〃 緯度・経度 北緯32度36分52秒
           東経128度45分35秒
天然記念物指定 なし(注3)
撮影年月日 2015年3月28日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)2004年3月1日、1市5町が合併して五島市誕生。旧行政区は南松浦郡富江町
注3)案内板には天然記念物だと書いてあるのだが、実際には文化財(天然記念物)指定を受けていない





 市立富江中学校の西250mほどのところに大山祇神社がある。
 その境内、社殿に向かって右手前に、大きなアコウが立っている。
 「富江一の大木アコウ」と記された案内板は、アコウの気根が地に達して支柱根となり、それを支えに枝を四方に広げる姿を、「全容は怪奇にして不思議な樹形になって驚かぬものはありません」と記している。
 総論としてはこの記述にまったく賛成だが、このアコウについて言えば、横枝が整理され、普通の広葉樹のような樹形をしている。
 ところで、同じ日に見た樫ノ浦のアコウに葉がなかったのに比べ、このアコウは青々と葉を茂らせていた。
 樫ノ浦は福江島の北部にあり、旧富江町は南部にあって北風が直接当たることはない。
 両者の地理的条件の違いが、アコウの葉のつき方の違いとなって表れたものと思われる。
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