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名称 枯木又の三本杉 (かれきまたのさんぼんすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 28m(注1)
目通り幹囲 5.5m(注1)
推定樹齢 400〜500年(注1)
所在地の地名 新潟県十日町市中条東枯木又
〃 3次メッシュコード 5538−56−58
〃 緯度・経度 北緯37度07分51.2秒
東経138度51分07.5秒
十日町市指定天然記念物(1994年3月23日指定)(注2)
撮影年月日 2007年6月10日
注1)十日町市教育委員会が設置した案内板による(設置年月不詳)
注2)指定名称は「枯木又龍王池とカスミザクラ及び三本スギ」
十日町市役所から直線距離にして東へ8.5km、南魚沼市との市境近くの山中に、中条小学校枯木又分校がある。というか、この3月まではあった。
明治17年(1884)の分教場に始まり、市立飛渡第二小学校の分校として歴史を重ねてきた。本校の廃校に伴い、中条小学校枯木又分校と名を変えつつも分校は存続したが、ついに平成19年(2007)3月に廃校となってしまった。
訪れたのは廃校3ヶ月後の日曜日。
もちろん子供の姿は見えなかったが、木造2階建て校舎の窓がみな開いていた。学校としての使命を終えた建物が、今も何らかの形で利用されているのだろう。窓を通して、廊下に貼られた大きな「さようなら」の文字が目に入った。小さなグラウンドの端に咲くシャクヤクが眩しかった。
分校の話が長くなってしまった。
三本杉は分校のすぐ隣。
学校の入口右手に「龍王様」と書かれた立札があり、そこから土の道を登ると、スギの古木が3本、一列に並んで立っている。
一番奥が最も太く、案内板によれば目通り5.45m。しかし、ご覧のように、高地側の地上1.3mで幹囲を測ろうにも、太い側枝がヌッと伸びていて、実測不可能。枝の下を測ったのだろうか。
ほかの2本は、単独では見劣りすることが否めないが、やはり3本並ぶと壮観である。
いずれも龍王権現社の御神木である。
分校を去った子供たちは、いつまでもこの大杉のことを覚えていてくれるだろうか。 |
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