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芽生えたばかりの若葉 |
名称 金山彦神社のハゼノキ (かなやまひこじんじゃのはぜのき) 名称の典拠 現地の標柱(注1) 樹種 ハゼノキ 樹高 不明 (5mくらい) 目通り幹囲 3.2m(注2) 推定樹齢 不明 所在地の地名 福井県敦賀市金山 〃 3次メッシュコード 5336−30−42 〃 緯度・経度 北緯35度37分27.8秒 東経136度02分00.1秒 敦賀市指定天然記念物(1956年12月18日指定) 撮影年月日 2008年4月27日 注2)地上1.3m地点の周囲長を実測 金山彦神社にイチョウを見に行って、偶然に見つけた。 境内には、目当てのイチョウのほかにも、イチョウやタブノキなど巨木が林立している。 最初、気がつかなかったのだが、境内の一番端に、他の木々と少し印象の異なる木が目に入った。近づいて確かめたところ、ハゼノキだった。 ハゼノキ(櫨)といえば、サトウハチローの「小さい秋みつけた」の歌を思い出す。中田喜直の曲もすばらしいが、秋の人恋しさを秘めたような、情感溢れるハチローの詩も美しい。そこで歌われている「はぜの葉赤くて入日色(いりひいろ)」の詞から想像するハゼは、私の脳裏では灌木であった。 それが、このサイズである。 ハゼノキの巨木には初見参であった。 もっともこの木は、もとから山野に自生していたヤマハゼではなく、木蝋を採取するために移入・栽培されたリュウキュウハゼらしい。それにしても、これほどの巨木になることがあるとは知らなかった。 帰宅後、奥多摩町森林館の巨樹・巨木林データベースで調べてみたら、幹囲3m以上(株立ちを除く)のハゼノキが、全国で19本登録されていることがわかった。なるほど。私が知らなかっただけなのだ。 でも、そのなかにこの木はなかった。敦賀市指定の天然記念物なのだが、登録洩れしてしまったようだ。 新緑の季節の訪問を、瑞々しい若葉が迎えてくれた。 殆どの枝を失って、樹勢はあまり芳しくないようだが、是非とも長生きしてほしいものだ。 |
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