ページタイトル:賀茂小鋭神社のケヤキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:賀茂小鋭神社のケヤキ 名称 賀茂小鋭神社のケヤキ
    (かもおとのじんじゃのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 35m(注1)
目通り幹囲 5m(注1)
推定樹齢 350年(注1)
所在地の地名 宮城県石巻市福地(加茂崎)(注2)
 〃 3次メッシュコード 5741−63−30
 〃 緯度・経度 北緯38度31分46秒
           東経141度22分33秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2016年5月17日

注1)河北地区教育委員会と宮城県文化財保護協会が連名で設置した樹名板による(設置年月不詳)
注2)2005年4月1日、石巻市に合併。旧行政区は桃生郡河北町





 県道30号(河北桃生線)で福地地内を移動中に、偶然見かけたケヤキ。
 神社境内のケヤキで、神社の名前は賀茂小鋭神社。
 ケヤキの傍に「河北地区選定天然記念物 ニレ科 ケヤキ」と記した案内板があったが、宮城県あるいは石巻市指定の文化財(天然記念物)ということではないようだ。
 文字が消えかかった別の案内板を拾い読みすると、神社の歴史は古く、延喜式神名帳桃生六座のひとつとされ、小鋭神社と称した。祭神は小田神。のち京都加茂別雷神社の分霊を合祀して、賀茂小鋭神社と称するようになった。奥の院に安置される神像7体は鎌倉時代初期の作で、そのうちの5体は県指定重要文化財。
 ケヤキは参道の入口近く、「御神像修復記念碑」の後ろに立っている。
 その石碑の上部付近で複数の幹に分かれ、そのうち道路側に向かっていたと思われる幹は切られている。まだ比較的若いケヤキのようで、残った幹が、大きくて元気の良さそうな樹冠を戴いている。
 支幹がすべて残っていたときは、さぞかし立派な樹冠だったことだろうと思われる。
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