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名称 加茂の大クス (かものおおくす) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 クスノキ 樹高 25m(注2) 目通り幹囲 13.0m(注2) 推定樹齢 1000年以上(注3) 所在地の地名 徳島県三好郡東みよし町加茂(注4) 〃 3次メッシュコード 5133−07−44 〃 緯度・経度 北緯34度02分27.8秒 東経133度55分55.5秒 国指定特別天然記念物 (1956年7月19日指定) 撮影年月日 2010年8月2日 |
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による 注3)上記案内板による 注4)2006年3月1日、三好郡内の2町が合併して東みよし町誕生。旧行政区は三好郡三加茂町(みかもちょう) 大正15年(1926)10月20日に国から天然記念物指定を受けるにあたり、提出された調査報告書に、「本樹ハ田圃ノ間ニ立テリ地上五尺(1.5m)ノ幹圍(囲)四丈(12m)、地上二間(3.6m)ノ處(処。ところ)ヨリ十二本ノ太キ枝ヲ分ツ枝ハ七八十尺(21〜24m)ヅヽ(ずつ)四方ヘ擴(拡)リ樹形壯大ナリ」とある。 その後約60年を経た、旧環境庁時代の1988年調査値は、地上1.3mの幹囲13.0m、枝張は47m。ほとんど大きさは変わっていない。 国指定のクスノキは各地にあるが、いわば国宝の天然記念物にあたる特別指定を受けているのは、単木では、日本一の巨木「蒲生のクス」と、この「加茂の大クス」の2本のみである。 特別指定を受けた最大の理由は、これだけの巨樹にして、健康なクスノキ独立木の典型のような美しい樹形と、それを維持し続けている樹勢のすばらしさによるのではなかろうか。 もちろん、クスノキの周囲に住む人間の方も、手をこまねいていたわけではない。周囲の水田を買い取って新しく土を入れるなど、樹勢を損なわぬよう、大切に見守ってきた。 8月最初の月曜に訪れた。青空と白雲をバックに撮りたいという希望は満たされたが、予期しない状況が待っていた。 周りをテントや即席ステージが取り巻いているのである。自動車も多数。人も大勢。お話では、前日の日曜に地区の夏祭りがあり、その後片付けに来ているとのこと。 撮影アングルが限られてしまい、また、水田中の孤高の姿にテントが花を添えることになってしまったが、これも致し方ない。 珍しい写真が撮れたと満足することにした。 |
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