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名称 蒲生のクス (かもうのくす)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 クスノキ
樹高 30m(注1)
目通り幹囲 24.2m(注1)
推定樹齢 伝承1500年(注1)
所在地の地名 鹿児島県姶良市蒲生町上久徳(注2)
〃 3次メッシュコード 4730−54−15
〃 緯度・経度 北緯31度45分56.5秒
東経130度34分10.0秒
国指定特別天然記念物(1922年3月8日、天然記念物に指定。その後さらに1952年3月29日、特別天然記念物に指定)
撮影年月日 2009年7月27日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)2010年3月23日、姶良郡内の3町が合併して姶良市誕生。旧行政区は姶良郡蒲生町
巨木ファンなら、一度は会いに行きたいと思う、日本一の巨樹である。
蒲生八幡神社の境内に立っている。
神社の駐車場がこのクスノキの近く(上図、左に見える建物の裏手)にあるため、なかには参詣そっちのけで、クスノキだけ見て帰る人もいる。それくらい有名な大クスノキだ。
クスノキでは、徳島県の加茂の大クスと、この蒲生のクスの2本のみが特別天然記念物指定を受けている。いわば国宝の巨木である。
地上1.3m地点での幹囲が24.2mということは、そこを輪切りにすると、直径約7.7mの円になるということだ。もしも、この円を収めるための真四角な和室を作るとしたら、約37畳敷きの和室が必要となる。ご自分の部屋と比較してみていただきたい。その巨大さが実感できると思う。(根回りは33.6mあるので、このクスをそっくり部屋に据えるには、なんと70畳敷きの部屋が必要)
下図は、大クスの地表付近の姿。まるで岩と見紛いそうだが、草が生えているのは、大クスの樹皮の上。こんな姿を見せられると、自然のなかに木が立っているのではなく、木が自然そのものになる、といった感じを受ける。
神社の紹介に割くスペースが無くなってしまったが、900年近くの歴史を誇る神社自体も、なかなか立派だ。
ただ、ここではクスノキの方が先輩のようだが。 |
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