ページタイトル:天王寺のイチョウ 当サイトのシンボル

画像:天王寺のイチョウ 名称 天王寺のイチョウ (てんのうじのいちょう)
名称の典拠 環境省巨樹データベース
樹種 イチョウ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 4.8m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 宮城県大崎市岩出川上野目字天王寺
 〃 3次メッシュコード 5840−06−19
 〃 緯度・経度 北緯38度40分46.0秒
           東経140度52分15.9秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2024年6月12日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による





 JR陸羽東線上野目(かみのめ)駅の東方約1km。江合川(えあいがわ)が作った幅1.5kmほどの平坦な谷の左岸側山裾に臨済宗妙心寺派興国山天王寺がある。
 境内の案内板によると、推古天皇の時代(在位593〜628)、国内4ヶ所に建立された四天王寺の一つと伝えているらしい。
 伝承が史実に一致するかどうかは別として、室町時代の如意輪観音と四天王像が現存し(いずれも大崎市指定文化財)、鎌倉時代の板碑もあることから、古い歴史を持つ寺であることは間違いないようだ。そして、当地の字名になったくらいだから、人々のよく知る寺だったのだろう。(参道入口が鳥居だったのには驚いた)
 本堂の横に宝形造りの御堂が並ぶ。これが観音堂だろうか。大イチョウは観音堂の手前、向かって左側。
 途中まで単幹で立ち上がり、ある高さで分岐するように複数の大枝を広げている。
 大枝の付け根付近に気根(乳柱)がいくつも見える。比較的若い頃から気根を出していたようで、一部の気根は生長する幹に取り込まれて、幹と一体化しつつある。(こんな場合、年輪はどうなるのだろうか?)
 幹囲については1988年報告値が480cm、2000年フォローアップ調査でも480cm。もう5mを超えただろうと期待していたのだが、実測値は475cmを少し超えた程度。
 何か手違いがあったのかも知れない。
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