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名称 上宮守のエドヒガン (かみみやもりのえどひがん) 名称の典拠 なし(注1) 樹種 エドヒガン 樹高 25m(注2) 目通り幹囲 5.2m(注2) 推定樹齢 450年(注2) 所在地の地名 岩手県遠野市宮守町上宮守(注3) 〃 3次メッシュコード 5941−03−31 〃 緯度・経度 北緯39度22分03.4秒 東経141度23分44.7秒 遠野市指定天然記念物(2001年3月30日指定) 撮影年月日 2024年4月18日 注2)1999年頃に旧宮守村教育委員会が設置した樹名板による 注3)2005年10月1日、遠野市に合併。旧行政区は上閉伊郡宮守村 かつての遠野街道、今の国道396号沿いに上宮守の集落がある。国道396号小峠トンネル北口から、北西方向へ2kmほどのところ。 上宮守簡易郵便局の西側、家々から少し離れて八坂神社が鎮座する(注4)。上図のエドヒガンはその参道に立つ。 ただしこの八坂神社が少々分かりにくい。境内は木々に覆われ、まわりの道は田圃道を太くしたような未舗装路ばかりで、鳥居もよく見えないものだから、そこが神社だとは気づきにくい。桜そのものもはっきりとは見えない。むしろ神社の隣に立つ大カツラの方が目立つので、それを目指した方がいいかも知れない。 訪ねた時はちょうど満開だったのだが、参道からも樹下からも、あるいは少し距離を置いて眺めても、樹冠全体を見ることは出来ない。花を見るべき桜ではなさそうだ。 周囲の木々より樹齢がかなり上に見えることから、まだ若い頃には、遠くからよく目立つ美しい桜だったと思われる。時を経て、回りの木々の背丈が伸び、取り囲まれてしまった。 その代わりに今度はなかなかの巨木ぶりを発揮している。幹だけを見れば、荒々しい表情には優美さなど微塵もなく、凄みさえ感ずるほどだ。 巨木ファン好みの桜に変身したわけである。 注4)八坂神社はグーグル・マップにどなたかが入れた神社名である。社殿や鳥居に名前がないので、お隣に住むご婦人に尋ねたところ、当地では「おてのさん」と呼んでいるとのこと。「お天王さん」ということだろう。牛頭天王の殆どは廃仏毀釈の際にスサノオに置き換えられた。多分、八坂神社で間違いないだろうと思う。なお、この神社は個人所有のものだそうだが、他者の参詣を拒んではいないそうである。 |
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