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名称 上熊谷の大マキ (かみくまたにのおおまき)
名称の典拠 なし
樹種 アベマキ
樹高 30m(注1)
目通り幹囲 5.9m(注1)
推定樹齢 280年(注1)
所在地の地名 岡山県新見市上熊谷
〃 3次メッシュコード 5233−44−40
〃 緯度・経度 北緯35度02分32.0秒
東経133度30分04.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2022年3月30日
注1)岡山県緑化推進協会刊「新 岡山の巨樹老樹名木」による
熊谷川に沿って県道319号(菅生上熊谷線)が走り、その途中に四河(しごう)という集落がある。左図のアベマキに会うためには、四河集落の少し下流側から、西側の谷に降りることなく、山中を直接上黒谷に向かう道を走る必要がある。(地理院地図等でご確認を) この道は、広いとは言えないがちゃんと舗装はされている。
途中、下黒谷方面に降りる林道(?)分岐を過ぎると、150mほどで右側に分かれ道が出現する。ずっと林の中を進んできた道が林を抜ける地点の500mほど手前、と言った方が分かりやすいかも知れない。この分かれ道の突き当たりに大マキが立っている。(分岐点から大マキは見えない)
すばらしいアベマキである。
予め写真で大マキの姿は知っていたが、実際に目にした時のインパクトを弱めることはなかった。まさに驚愕の姿である。まるで、メデューサの髪の一本一本が大蛇と化して、怒りを制御できずに暴れているかのよう。大蛇の大群は、それぞれ並のアベマキの幹よりも太い。
それらのなかに枯れた大枝も混じっている。落ちることなく姿を保っているのは、地形要素もあるだろうが、周囲のスギたちが強風から守ってくれているからだろう。
私が知るアベマキたちのうち、出会いのインパクトの強さで言えば、日本一だと思われる。
樹下でドングリを探してみたが見当たらない。ところどころに殻斗は落ちているのだが、肝腎の堅果が見つからない。
動物が食べたか持ち去ったかしたのだろうか。 |
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