ページタイトル:海蔵院のイチョウ 当サイトのシンボルマーク

画像:海蔵院のイチョウ 名称 海蔵院のイチョウ (かいぞういんのいちょう)
名称の典拠 「秋田の巨樹・古木」(注1)
樹種 イチョウ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 7.0m(注2)
推定樹齢 300年(注2)
所在地の地名 秋田県横手市十文字町鼎字海蔵院(注3)
 〃 3次メッシュコード 5840−63−69
 〃 緯度・経度 北緯39度13分14.4秒
           東経140度29分02.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年5月9日

注1)2008年7月に秋田県緑化推進委員会が刊行
注2)上記「秋田の巨樹・古木」による
注3)2005年10月1日、横手市に合併。旧行政区は平鹿郡十文字町





 海蔵院は、雄物川(おものがわ)の支流皆瀬川(みなせがわ)に架かる県道13号(湯沢雄物川大曲線)雄平橋(ゆうへいばし)の北東1kmほど。寺院名ではなく、集落の名前である。
 平凡社「秋田県の地名」によると、享保15年(1730)の「六郡郡村記」に、海蔵院という名前の山伏が久保田藩(秋田藩)家老梅津政景(うめづまさかげ)の差紙で慶長12年(1607)に開墾したと記されているそうである。どうやら、その山伏の名が集落名になったと考えられているようだ。
 そんなわけで、このイチョウはお寺のイチョウではなく、個人の私有物である。
 しかし、裏手の農地側から近づくことが出来、環境を損なわず、常識を逸脱するような不作法をせぬよう心がければ、自由に見学させていただけそうである。
 自然児の風貌を帯びた、力強い姿の大イチョウだ。
 イチョウは雌雄異株である。このイチョウは雄株で、私が訪ねた時、樹下にはたくさんの雄花が落ちていた。
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