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名称 海道の松 (かいどうのまつ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クロマツ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 3.5m(注2)
推定樹齢 200〜299年(注2)
所在地の地名 新潟県糸魚川市市振(いちぶり)(注3)
〃 3次メッシュコード 5537−35−72
〃 緯度・経度 北緯36度59分03.1秒
東経137度39分32.6秒
青海町指定天然記念物(1974年4月16日指定)(注3)
撮影年月日 2003年4月13日(上の写真)
1999年5月30日(下の写真)
注1)青海町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)2005年3月19日の合併で地名変更。旧行政区は西頸城郡青海町
海岸に細長く延びる市振集落の東端に立つ。
ここは市振宿(松尾芭蕉「奥の細道」中の「一家(ひとつや)に遊女もねたり萩と月」の句で知られる)のはずれ。北国街道には、ここより北に道らしい道はなく、海岸の断崖の下にできたわずかな波打ち際を走り抜けるように通過した。世にいう親不知・子不知の難所だ。
越後から京に向かう旅人は、この海道の松を目にして、やっと難所を通過できたことを実感したのである。
今の松は何代目ということになるのだろうか。
崖の途中を切り開いて国道ができたのが明治16年(1883)。鉄道が敷かれたのが大正元年(1912)だから、この松も人々の辛苦を眺めてきたわけだ。
※2016年10月5日深夜、台風18号に伴う強風で、根元から折れて倒壊。翌日撤去作業が行われた。またマツの巨木が1本失われてしまった。(2016.10.07追記) |
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