ページタイトル:加畑賀茂神社のビャクシン サイトのシンボル

画像:加畑賀茂神社のビャクシン_1

画像:加畑賀茂神社のビャクシン_2
名称 加畑賀茂神社のビャクシン
    (かばたかもじんじゃのびゃくしん)
名称の典拠 なし
樹種 ビャクシン
樹高 15m(注1) 実際はもっと低い
目通り幹囲 6.0m(注1)
推定樹齢 伝承1200年(注2)
所在地の地名 静岡県賀茂郡南伊豆町下賀茂
 
〃 3次メッシュコード 5138−77−70
 
〃 緯度・経度 北緯34度38分50.4秒
           東経138度52分31.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2009年2月16日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注2)1998年4月に南伊豆町下賀茂区の名で設置された案内板による





 南伊豆町役場の東方1.5km、国道136号沿いに加畑賀茂神社が鎮座している。大同年間(806〜810)に創建されたと伝える古社だ。
 ビャクシンは、国道を挟んで反対側、青野川左岸に立っている。
 神社創建の頃から生きてきたと考えられている。伝承樹齢は1200年。
 主幹はとうに枯れ、ご覧のような姿である。
 でも、横に出た枝はまだ生きており、こんもりと葉を茂らせている。年老いてなお、この若々しさを併せ持つことができる。動物であるヒトには出来ない芸当だ。
 訪れたのは2月半ば。例年なら、私の住む土地では、厚い雲が空を覆い、地表は白一色の季節。
 それが、ここでは、青空が眩しい。
 咲いているのは河津桜。
 ときおり、花見客が老ビャクシンの姿に目をとめ、案内板の文章に、軽い驚きの言葉を発して立ち去る。
 ここでは、ビャクシンに違和感はない。
 周囲にあるものすべてが、老樹を温かく見守っているようにも思えた。
 
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