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画像:十郎杉(幹と並ぶ)

画像:十郎杉
名称 十郎杉 (じゅうろうすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 43m(注2) 実際にはもっと低い
目通り幹囲 6.2m(注2)
推定樹齢 伝承500年(注2)
所在地の地名 新潟県阿賀野市笹岡(注3)
 
〃 3次メッシュコード 5639−62−01
 
〃 緯度・経度 北緯37度50分38.7秒
           東経139度16分15.3秒
笹神村指定天然記念物(1972年6月30日指定)
撮影年月日 2002年8月15日(左の写真)
        2010年11月14日

注1)1980年に笹神村教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)平成16年(2004)4月1日に4町村が合併して阿賀野市誕生。旧行政区は北蒲原郡笹神村





 貞和(1345〜50)の頃に、南朝に仕えた篠岡中将資尚が築いたと伝える笹岡城址の斜面に立っている。
 伝わってきたこのスギの名は、実ははっきりしない。「十郎杉」「城楼杉」「女郎杉」の3つの名が、それぞれの説話とともに存在する。文字でなく、音で語り継がれてきた名前なのである。
 「十郎杉」の由来はこうだ。城址の北西に広がる一面の水田は、昔は広大な湖沼地帯だった。人々の交通は連絡船に頼らざるを得なかった。その唯一の連絡船「十郎丸」を、この木に繋いだからだ、というのである。しかし、これにも、木を植えた人物の名が十郎だという異説もあり、すべて伝承の域を出ない。
 当のスギの方は、「何と呼ばれようと、儂は儂」とでも言いたげに、太い腕を大きく広げて、北蒲原の水田を見下ろしている。
 
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