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画像:十二神社の大かたしょ(鳥居前の木)

画像:十二神社の大かたしょ(林内の木)
名称 十二神社の大かたしょ
    (じゅうにじんじゃのおおかたしょ)
名称の典拠 「レッドデータブックにいがた」(注1)
樹種 イタヤカエデ
樹高 18m/21m(注2)
目通り幹囲 4.2m/4.9m(注2)
推定樹齢 200〜299年(注2)
所在地の地名 新潟県魚沼市大倉(注3)
 
〃 3次メッシュコード 5539−70−70
 
〃 緯度・経度 北緯37度19分10秒
           東経138度59分51秒(注4)
守門村指定天然記念物(1974年2月22日指定)(注3)
撮影年月日 2006年5月17日

注1)2001年に新潟県が刊行
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による。いずれも前者が上写真、後者が下写真の木(と思う)
注3)2004年11月1日、北魚沼郡内6町村が合併して魚沼市誕生。旧行政区は北魚沼郡守門村
注4)位置は少し違っている可能性がある





 魚沼地方には十二神社が多い。 「大かたしょ」の十二神社は大倉集落の最も山寄りに鎮座している。
 5月半ばを過ぎて木々が芽吹き始めてもまだ雪の残る境内に、イタヤカエデの大木が立っている。「かたしょ」は、この地方の方言でイタヤカエデのこと。
 ほかは若いスギたち。思うに、かつて自然林であった境内の木々が伐採され、スギが植林された。その際に、すでに相当な大木に育っていたイタヤカエデだけが、切るのを躊躇されたということなのではあるまいか。
 上の写真は、鳥居前に立つ個体。目通りの実測値は4.3m。下の写真は北側の樹林内。こちらは実測値で4.4m。それぞれ、旧環境庁データにある2本に比定してみたが、正しかったのだろうか。
 神社に向かう道路の雪も消えたばかり。境内の手入れはこれからと思われる。
 この辺りは、国内有数の豪雪地帯ではあるが、今年の雪は特にすごかった。が、幸い、天然記念物のイタヤカエデに被害はみられないようで、胸をなでおろした。
 2001年刊行の環境省「巨樹・巨木林フォローアップ調査報告書」に、巨樹の樹種別ランクが48位まで掲載されているが、その中にイタヤカエデはない。
 目通りが5mにも満たないこれら2本は、他の巨木たちの影に霞んでしまいがちだが、全国的に見ても貴重な巨木だと思われる。
 
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