名称　上雲寺諏訪社のスギ 　　　　　（じょううんじすわしゃのすぎ） 名称の典拠　なし　（私が勝手に命名） 樹種　スギ 樹高　３０ｍ（注1） 目通り幹囲　５．４ｍ（注1） 推定樹齢　３００年以上（注1） 所在地の地名　新潟県上越市上雲寺 　〃　３次メッシュコード　５５３８−５２−１４ 　〃　緯度・経度　北緯３７度０６分０９．９秒 　　　　　　　　　　　東経１３８度１８分０７．４秒 記念物指定等　なし 撮影年月日　２００２年５月（左写真） 　　　　　　　　２０１０年１１月１９日 注1）環境庁「日本の巨樹・巨木林　甲信越・北陸版」による 　上雲寺小学校のすぐ北東に諏訪神社がある。周囲は水田なので互いによく見える。しかし、子供たちは学校の行き帰りに遊びに来ることはないようだ。境内はまるで緑の絨毯で、踏み跡がなかった。今の子供にとって、このような場所は遊び場ではないのである。 　私たちが子供の頃なら、格好の遊び場だったろう。もちろん、風が吹けば枝も落ちる。危険ではある。しかし危険でない遊び場なんて魅力がなかった。冒険心をくすぐるような何物かが必要だった。こんな大杉に取り付いて５ｍも登ることが出来れば、もう英雄だった。子供の心も変わったものだ。 　１９９１年の環境庁調査によれば、境内には目通り４．１ｍのアカマツもあったはずだ。あちこち探したら、直径１．５ｍほどの切株があった。 　松枯れの被害は当地でもひどく、上越市内にはもうマツの巨樹はないと言ってもよいほどだ。