ページタイトル:常正寺の大銀杏 ロゴ:人里の巨木たち

画像:常正寺の大銀杏(幹と並ぶ) 名称 常正寺の大銀杏 (じょうしょうじのおおいちょう)
名称の典拠 天然記念物指定名称?
樹種 イチョウ
樹高 45m(注1) 実際はこれほど高くない
目通り幹囲 6.1m(注1)
推定樹齢 伝承650年(注2)
所在地の地名 宮城県柴田郡川崎町本砂金(もといさご)字山崎
 〃 3次メッシュコード 5740−25−80
 〃 緯度・経度 北緯38度14分35.6秒
           東経140度38分00.0秒
川崎町指定天然記念物 
撮影年月日 2016年5月13日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 名取川(なとりがわ)の支流本砂金川(もといさごがわ)左岸を走る国道457号から少し山側に入ったところに、曹洞宗龍虎山常正寺(りゅうこざんじょうしょうじ)があった。(国道沿いに「大銀杏・常正寺跡入口」の標柱あり)
 平成15年(2003)3月に川崎町教育委員会が設置した案内板によれば、常正寺は、明応6年(1497)に、現在川崎町小野にある龍雲寺の2世住職暁堂門了(ぎょうどうもんりょう)和尚によって開かれたらしい。以来、ずっと法燈を守ってきたが、明治時代初期、山火事に類焼して廃寺となったという。
 ところが、近くには、「平成十八年(2006)八月常正寺十七世圓峰碩山(えんぽうせきざん?)」と記した石碑がある。寺号の扁額を掲げた新建築の建物もある。まるで狐につままれたようだった。常正寺は、廃寺にならず、今も続いているのだろうか?
 疑問は横に置くことにする。
 大イチョウは広々とした空間に立ち、存分に枝を広げている。なかなか堂々とした姿である。
 山火事に燃えなくて幸いだった。
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