ページタイトル:上日寺のケヤキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:上日寺のケヤキ(幹と並ぶ) 名称 上日寺のケヤキ (じょうにちじのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 39m(注1)
目通り幹囲 5.1m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 富山県氷見市朝日本町
 〃 3次メッシュコード 5536−27−18
 〃 緯度・経度 北緯36度51分10.8秒
           東経136度58分57.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2016年9月25日

注1)氷見市教育委員会が1999年に刊行した「氷見の巨樹名木」による





 国指定天然記念物のイチョウがある上日寺には、ケヤキの巨木もある。
 イチョウの前を通り過ぎ、奥の石段を登ったところに観音堂があり、観音堂に向かって左手、斜面上部に鐘楼がある。左図のケヤキは鐘楼の脇に立っている。
 イチョウと比べれば見劣りするのは仕方がないが、単独で見れば、なかなか立派なケヤキである。
 下方に池があって、水蒸気が立ち上るせいだろうか。幹のかなり上部までコケが厚く着いていて、それがケヤキに大人(たいじん)の趣きを添えているように思われた。
 なお、傍らの鐘楼は新しいものだが、吊り下げられた梵鐘は古い。貞享5年(1688)の鋳造だそうで、氷見市から有形民俗文化財指定を受けている。
 毎年4月17・18の両日に行われる朝日観音の例祭は、「ごんごん祭り」と呼ばれ、松の丸太を担ぎ上げてこの梵鐘を連打する風習があるらしい。(案内板による)
 いつ頃からの祭か知らないが、このケヤキも、すぐ近くで、ずっと「ごんごん祭り」の音を聞いてきたわけだ。
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