ページタイトル:上法寺のこうやまき 当サイトのシンボルマーク

画像:上法寺のこうやまき 名称 上法寺のこうやまき (じょうぼうじのこうやまき)
名称の典拠 「秋田の巨樹・古木」(注1)
樹種 コウヤマキ
樹高 27m(注2) 今はもっと低い
目通り幹囲 4.7m(注2)
推定樹齢 280年(注2)
所在地の地名 秋田県湯尾小手市雄物川町大沢字上法寺(注3)
 〃 3次メッシュコード 5840−73−30
 〃 緯度・経度 北緯39度16分55.4秒
           東経140度23分00.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年5月10日

注1)2008年7月に秋田県緑化推進委員会が刊行
注2)上記「秋田の巨樹・古木」による
注3)2005年10月1日、横手市に合併。旧行政区は平鹿郡雄物川町





 横手市と由利本荘市を結ぶ国道107号の北、市境上に三ツ森山(412m)が聳え、その南東には金峰山(きんぽうざん、373m)が連なる。(横手市には旧平鹿町にも金峰山があるのでお間違いなく)
 金峰山は、その名から想像されるように山伏修験の山であり、南東麓に残る金峰・上法寺の集落名は、ここがその拠点であったことを示していると思われる。
 現在、上法寺という名前の寺は存在しない。このコウヤマキもお寺ではなく、個人所有のコウヤマキである。
 コウヤマキは家の裏手に立っている。奥様の許可を得て樹下に立った。
 2幹のコウヤマキだ。ただし、根元ではしっかりくっついていて、もともと一株なのかも知れない。
 平行に下垂する枝が先端に集中して葉をつけるコウヤマキ独特の樹姿はよくわかるのだが、切られた枝が多く、頂部も失ってしまったのが惜しい。尋ねそびれてしまったが、風害にでもあったのだろうか。
 コウヤマキの樹名は弘法大師空海が開いた紀州高野山から名付けられたという。平凡社「日本の野生植物 木本T」によると、自生北限は福島県らしい。このコウヤマキは、南方から来た修験者が植えた可能性が大きい。
 秋田県内では一番大きなコウヤマキである。(2019年5月現在、環境省巨樹データベースによる)
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