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名称 三光の杉 (さんこうのすぎ)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 スギ
樹高 30m(注1)
目通り幹囲 6.8m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 新潟県佐渡市市野沢(注2)
〃 3次メッシュコード 5738−02−17
〃 緯度・経度 北緯38度00分46.7秒
東経138度20分11.2秒
佐渡市指定天然記念物(2004年3月1日指定)
撮影年月日 2014年10月20日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)2004年3月1日、佐渡島内の全市町村が合併して佐渡市誕生。旧行政区は佐渡郡佐和田町
佐渡は、日蓮が流された土地である(佐渡滞在は2年半ほど)。いわば日蓮宗徒にとっては聖地であるため、佐渡には日蓮宗寺院が多い。
この御松山実相寺もその一つ。
「新潟県寺院名鑑」によれば、文永8年(1271)4月28日早暁、日蓮は山に登り、老松に袈裟をかけて近くの清水で身を清め、旭日昇天を拝しつつ唱題読誦三昧に入った。のち、松永房日心がその聖地に堂宇を建立したのが実相寺の始まりという。(日蓮が佐渡に着いたのは文永8年10月28日とされているように思うのだが、詳細は詮索しないことにする)
宗祖の聖跡とされるだけあって、なかなか立派なお寺だ。
その本堂前広場、本堂や祖師堂に向かい合うように、「三光の杉」と呼ばれる大杉が立っている。
草創伝承のほか、縁起に、文永10年(1273)7月15日に北辰妙見大菩薩の尊影が輝き、「菅ヶ峰の星下り」の奇瑞があったとも伝えていることから、「三光」とは太陽、月、星のことを指しているのだろうか。
なかなか堂々たる大杉であるが、頂部が枯れているのが残念である。 |
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