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画像:慈光寺のスギ

画像:慈光寺のスギ(幹と並ぶ)
名称 慈光寺のスギ (じこうじのすぎ)
名称の典拠 なし (私が勝手に命名)
樹種 スギ
樹高 40m(注1)
目通り幹囲 10.9m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 新潟県五泉市蛭野(注2)
 
〃 3次メッシュコード 5639−31−65
 
〃 緯度・経度 北緯37度38分11.8秒
           東経139度11分33.8秒
新潟県指定天然記念物(1975年3月29日指定)(注3)
撮影年月日 2003年12月23日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)2006年1月1日、五泉市に合併。旧行政区は中蒲原郡村松町
注3)「慈光寺のスギ並木」として、参道両側の巨杉137本を一括指定





 曹洞宗の名刹、明白山慈光寺の山門前に立つ杉。
 広大な寺域を有し、その先には霊峰白山(1012m)。この辺りは昔から続く聖地なのだ。
 現在の慈光寺は、古く山岳信仰の霊場だったところを、応永10年(1403)に、当地の豪族神戸太郎最重(いとしげ)が村上耕雲寺から顕窓慶字(けんそうきょうじ)を招いて、禅宗寺院として再興したことに始まる。勧請開山は傑堂能勝(けつどうのうしょう)。その後も村松藩主堀氏の庇護を受けるなど、曹洞宗越後四道場の一つとして、寺運は隆盛を極めた。
 今も残る立派な参道杉並木が往時の威光を偲ばせる。今は門前まで自動車で進むことが可能だが、手前の駐車場に車を置き、ゆったりと参道を歩くことをお薦めする。せせらぎに沿ってゆるゆるとくねりながら、巨杉の間を縫って進むのは気持ちがいい。
 標記の大杉は2本の融合木。目通りの値は旧環境庁の調査要項に沿って、2本の幹囲を合算した値と思われる。

追記:2本が根元で癒着し、「相生杉」とも呼ばれて親しまれていたが、2004年夏の台風で1本が途中から折れた。その結果、内部の空洞化による樹勢の衰えが判明。安全のため、両方とも幹の上部を切断することになった。
 切断作業は2005年6月に行われ、健全な部分は数珠や表札に生まれ変わることになった。(「新潟日報」2005年6月23日朝刊記事を、主観を交えて要約)
 
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