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名称 持宝院のヤマモモ (じほういんのやまもも)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 ヤマモモ
樹高 不明
目通り幹囲 3m(注1)
推定樹齢 400年(注2)
所在地の地名 岡山県笠岡市走出(はしりで)
〃 3次メッシュコード 5133−74−02
〃 緯度・経度 北緯34度35分28.1秒
東経133度31分21.7秒
笠岡市指定天然記念物(1996年7月2日指定))
撮影年月日 2017年3月24日
注1)全くの目分量(少々おまけ気味)
注2)笠岡市公式ウェブサイトの文化財紹介ページによる
笠岡市北部。小田川を挟んで、井原市の高越山(たかこしやま、標高172m)と向かい合うように聳える山の稜線近くに、高野山真言宗浄瑠璃山持宝院がある。
案内板によると、この場所にはもと延福寺という名前の寺があった。12坊を連ねて栄えていたが、正平6年(=観応2年、西暦1351)の合戦に巻き込まれて衰微。以後、再興も図られたが、結局、江戸時代初期に廃絶してしまった。寛文12年(1672)、その跡地に、現在の井原市上出部(かみいずえ)から持宝院を移転・再興。現在に至っているという。
延福寺そのものは無くなったが、建長3年(1251)鋳造の梵鐘(県重文)等、多くの寺宝が持宝院に受け継がれているようだ。
このヤマモモは、しかし、持宝院の時代になってからのものではないだろうか。
各地のヤマモモ巨木に比べ、規模ではやや物足りないが、ヤマモモ巨木の大半は、根元付近で複数幹に分かれているものだ。この高さまで単幹で立ち上がっているのが、この木の自慢だ。
すぐ近くにあった土塀が取り払われ、ヤマモモの全体像を見ることができるようになったのも嬉しい。
素人目ながら、樹勢も良好そうに思われる。 |
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