ページタイトル:伊米神社のスギ 当サイトのシンボルマーク

画像:伊米神社のスギ(幹と並ぶ) 名称 伊米神社のスギ (いめじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 23m(注1)
目通り幹囲 5.0m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 新潟県小千谷市桜町
 〃 3次メッシュコード 5538−76−72
 〃 緯度・経度 北緯37度18分58.7秒
           東経138度46分55.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2021年9月7日

注1)「Forest & Tree 」による
注2)地表面から1.3mの高さで幹囲を実測





 関越自動車道小千谷(おぢや)インターチェンジの北方約700m、小千谷市総合体育館の北西200mほどの位置に伊米神社が鎮座する。
 案内板によれば、創立年暦不詳ながら延喜式内社ということなので、かなり古い歴史を持っているようだ。
 祭神の天香語山命(あまのかごやまのみこと)が神武天皇の命で高志国(こしのくに、越国)平定に赴いた際、伊米ヶ原に宮居を定めた。この地には古くから清水が豊かに湧いていたので、その水を使って稲作を伝授した。そのため、水・稲作農耕の神として信仰された。また、相殿に祀られる誉田別尊(ほんだわけのみこと)は、源義家(みなもとのよしいえ)が奥州征討に向かう途次、当地に立ち寄って八幡大神の神像を奉納して必勝祈願したことによる。文化3年(1806)の「書上帳」にそんなことが書かれているという。
 左図の大杉は本殿の斜め後方、向かって左側。神木とされている。
 樹勢は良好で、緑濃い葉を厚くつけていた。
 10年程前にも訪ねたことがあって、その時の幹囲はまだ5mに達していなかったが、今回の測定値は499cm。測定誤差を考慮すれば、もう5.0mとみてよいだろう。
 現在の大きさや生長速度から見て、江戸時代中〜後期に植えられたスギだと思われる。
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