ページタイトル:池神社のスギ 当サイトのシンボルマーク

画像:池神社のスギ(「親子杉」) 名称 池神社のスギ (いけじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 45m(注1)
目通り幹囲 5.8m(注1)
推定樹齢 100〜199年(注1)
所在地の地名 奈良県吉野郡下北山村池峰
 〃 3次メッシュコード 5135−07−36
 〃 緯度・経度 北緯34度01分54.7秒
           東経135度57分22.2秒
下北山村指定天然記念物(2004年7月1日、「親子杉」および「夫婦杉」として指定)
撮影年月日 2023年9月10日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による





 三重県尾鷲市から和歌山県田辺市に至る国道425号は、堤高110mのアーチ式ダムである池原ダムの堰堤上を通過してから、いったん川原近くまで下った後、今度は北山川右岸の急斜面を標高差にして250mほど駆け上がる。ここから山岳路が続きそうな予感がする場面だが、登りきった途端に傾斜が収まり、大きな池に出くわして驚く。明神池である。
 明神池は、周囲1km、面積6ヘクタールほどの大きさをもち、稜線近くに位置するため流れ込む大きな川が無く、また流れ出る川は全く無い。それでこの水量である。昔の人が神の仕業と考えたとしても不思議はない。
 池神社が祀られるようになったのは、そんな事情からではないだろうか。池峰の地名も、そんな地形要素によるのだろう。
 池神社の広い境内の大部分は植林された針葉樹の森だ。ところどころにスギ巨木が散見される。
 左図は「親子杉」と名付けられた2本で、国道沿い、ゴルフ場との境界付近に立つ。車窓からも見える。(脇見運転注意)
 これが最大かどうか確信は持てないが、ざっと見た限りでは、環境省データで幹囲5.8mとされた個体なのではないだろうか。
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