ページタイトル:神母神社楠の大木 当サイトのシンボル

画像:神母神社楠の大木(幹と並ぶ)

名称 神母神社楠の大木
   (いげじんじゃくすのきのたいぼく)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 16m(注2)
根通り幹囲 6.4m(注2)
推定樹齢 伝承500年(注2)
所在地の地名 高知県香美市土佐山田町神母ノ木(いげのき)(注3)
 〃 3次メッシュコード
      5033−35−37
 〃 緯度・経度
      北緯33度36分49.9秒
      東経133度42分53.8秒
香美市指定天然記念物
      (1969年1月17日指定)
撮影年月日 2010年7月25日
画像:神母神社楠の大木_1

画像:神母神社楠の大木_2
注1)1973年6月に高知県緑化推進委員会と土佐山田町が連名で設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)2006年3月1日、香美郡内の2町1村が合併して香美市誕生。旧行政区は香美郡土佐山田町





 物部川左岸、香我美橋の少し下流側に神母神社があり、その石垣を跨いで、1本のクスノキが寝そべるように立っている。幹には大きなフジが巻き付いている。一度見たら、忘れられない樹容だ。
 上図に見える足下の草地は、水面に向かって緩く傾斜している。草地部分は、物部川河川敷の一部だと思われる。
 普段ならば、水面とはまだかなりの高低差がある。このあたりも、子供たちの遊び場となっていることだろう。
 しかし、大水が出ると、ここまで水がやってくることはないのだろうか。クスノキも、根元を洗われることがあったかも知れない。

画像:神母神社楠の大木_3

画像:神母神社楠の大木(小さい実をつけていた)

 神母(いげ)とは、水の神、農耕の神のことらしい。
 香美市の公式WEBサイトの記述では、ここに神母ノ木集落が形成されたのは、近世初期。土佐藩家老野中兼山(のなかけんざん。1615〜64)がこの近くに山田堰を築いた時期と一致するとか。
 地名の神母ノ木とは、このクスノキのことであろうか。
 山田堰と神母神社と神母ノ木集落。3者は互いに関わりを持ちつつ、歴史を共有してきたのだろう。
 
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