ページタイトル:抱き合いの杉 当サイトのシンボルマーク

画像:抱き合いの杉(幹と並ぶ) 名称 抱き合いの杉 (いだきあいのすぎ)
名称の典拠 「秋田の巨樹・古木」(注1)
樹種 スギ
樹高 27m(注2)
目通り幹囲 5.1m(注2)
推定樹齢 600年(注2)
所在地の地名 秋田県由利本荘市川西字高野(こうや)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5940−70−39
 〃 緯度・経度 北緯39度16分55.8秒
           東経140度06分34.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年5月16日

注1)2008年7月に秋田県緑化推進委員会が刊行
注2)上記「秋田の巨樹・古木」による
注3)2005年3月22日、1市7町が合併して由利本荘市誕生。旧行政区は由利郡由利町





 子吉川(こよしがわ)左岸、奉行免(ぶぎょうめん)集落の南の山裾に市指定史跡「由利仲八郎政春終焉の地」があり、政春の墓から道一つ挟んで左図のスギが立つ。
 「秋田の巨樹・古木」によると、由利政春の供養のため、村人たちは松を植えたがよく育たない。試しに松と杉を一緒に植えてみたら、抱き合うような姿でともによく育ったという伝承があるらしい。
 この話では、主役はマツであるから、樹下の標柱にも「抱き合いの」と記されているのだが、マツの方は枯れてしまったらしく、今はスギだけである。(近くに2代目の松が植えられているが、スギとは少し離れているので、今後も抱き合うことはなさそうだ)
 左図で根元に櫛の歯のような空洞が見える。
 ここに松の根が入り込んでいたのではないだろうか。
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