ページタイトル:銀杏の木台の大銀杏 当サイトのシンボル

画像:銀杏の木台の大銀杏(幹と並ぶ)

画像:銀杏の木台の大銀杏
名称 銀杏の木台の大銀杏
    (いちょうのきだいのおおいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 6.6m(注2)
推定樹齢 伝承600年(注3)
所在地の地名 秋田県横手市大森町八沢木(注4)
 〃 3次メッシュコード 5940−02−37
 〃 緯度・経度 北緯39度22分12.7秒
           東経140度20分26.4秒
横手市指定天然記念物(1976年3月31日指定)
撮影年月日 2009年8月25日

注1)1990年3月に旧大森町教育委員会が設置
注2)環境庁編「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)上記案内板の記述より
注4)2005年10月1日、横手市に編入。旧行政区は平鹿郡大森町





 楢岡川左岸、県道29号(横手大森大内線)沿いの高台にイチョウの大木が立っている。イチョウの姿は、県道を走る車からも見える(脇見注意)。
 今は、イチョウの他には小さな祠があるのみだが、かつてここにはお寺があった。
 案内板によれば、山形の安養寺から布教に訪れた舟渕玄鑑が、この地で廃寺となっていた真言宗の寺を再建し、曹洞宗護法山曹渓寺を興した。応永元年(1394)のことという。
 開山に際し、安養寺の末寺のしるしとして1本のイチョウを植えた。それがこのイチョウだという。(推定樹齢は、この伝承に基づく)
 のち、何らかの事情があって、曹渓寺は1.5kmほど東方の字北野に移転。イチョウだけが残された。
 県道からイチョウまで階段が設置され、イチョウの周囲はきれいに除草されている。
 やむなく置き去りにされたイチョウではあるが、ここに住む人たちから愛され、大切にされているのだ。
 イチョウも満足していることだろう。
 
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